あたし、メイ。いつの間にか、お年玉は「あげる」立場になっていた女猫。
がんばってもどうしても越えられない壁ってあるじゃない?どんだけ努力しても出来ないっていうか、なんか物理的に精神的に無理っていうか。社長の息子と結婚したり、胸を小さくせずにダイエット成功したり、メロン記念日がレコード大賞とったりって、きっと無理でしょ?どんだけがんばっても無理だもの。だから、あたしにもやっぱりあれは無理だったのよ。
先日、「正月だから」っていう取って付けたような安易な理由だけできみと鼻ドスコイが友人を自宅に招いたのよ。そん中にあの「みかん一家(みかん・tama5136 ・ハル)」がいてさ・・・そう、久しぶりに勢揃いよ、恐怖の大三元。しかも今回はそれに「サンボマスター似の男」も加わって・・・って、どんな役満よ?あたしの周りは敵ばっかりってこと?(「サンボマスター似の男」は夏くらいのブログを読んでね)
「外に出ると男には7人の敵がいる」って言うけど、外じゃないのよ。ここウチなのよね。しかも、あたし女!ブラしてないけど女なのよ!恋に臆病な牡牛座の女猫なのよ!!
で、結局、みかん臭たっぷりの3人に近寄れず、「部長を目の前にした係長」くらいの腰の低さでそそくさと台所に逃げ込むのよ。台所しかないの、逃げ込める選択肢は・・・スカパーはあんなに沢山のチャンネルから選べるって言うのに。クーピーの60色は、多すぎて手持ちぶさたこの上ないって言うのに。
一応はみんなさすがに気を遣って、「メイさーん」とか言ってくれるんだけど、やっぱり「みかん臭」はだめみたい。もう、あたしの中の何かのメーターが振り切っちゃって、延々吠えるしかなくなっちゃってんのよ。吠え過ぎちゃって最後には、「なんでこんな大騒ぎしてるんだろう?」って、昔の学生運動みたいに自分でもよくわからなくなっちゃって。いずれはあたしも、「昔はあんなやんちゃもしたなあ」なんて団塊の世代の人たちみたいに過去を振り返っちゃったりするのかしら?
いつものとおり何の新鮮な展開も見せられず、みかんにその場の人気をすべてもってかれる、あたし。おいしいところをすべて持って行かれちゃうのよ。ハンターチャンスで温泉旅行もダイヤモンドも全部持っていかれちゃう感じ。もちろん、ゴールデンハンマーも持たせてもらえないわけ。
写真は「サンボマスター似の男」とボディタッチで今年の抱負を聞かせ合う「みかん」。
こっちは、うっかり近寄ってきた「サンボマスター似の男」に、吠えまくる「あたし」。
やっぱり自分の身は自分で守るしかないと思うのね。セルフメディケーションなのね。